7歳の男児、上顎左側第一大臼歯に冷水痛を訴え来院した。エックス線写真により歯髄に近接した透過像を認めた。浸潤麻酔下で軟化象牙質を除去したが、軟化象牙質が残存した状態で水酸化カルシウムを貼付後仮封し、3か月後に再度の来院を指示した。この術式はどれか – 臨床歯科医学

投稿者:
科目名:臨床歯科医学| 出題年次:2014| 出題頻度:2| 出題回数:23

問題:
7歳の男児、上顎左側第一大臼歯に冷水痛を訴え来院した。エックス線写真により歯髄に近接した透過像を認めた。浸潤麻酔下で軟化象牙質を除去したが、軟化象牙質が残存した状態で水酸化カルシウムを貼付後仮封し、3か月後に再度の来院を指示した。この術式はどれか。

  • 選択肢-A:生活断髄法
  • 選択肢-B:直接覆髄法
  • 選択肢-C:歯髄鎮静療法
  • 選択肢-D:暫間的間接覆髄法

回答:D

詳細解説:
暫間的間接覆髄法とは、歯髄の生活力が旺盛な幼若永久歯や乳歯に用いられ、すべての罹患歯質を除去すると露髄の危険がある場合、罹患歯質を残して間接覆髄を行い、水酸化カルシウム系薬剤を覆髄剤として用い、3か月程度おいておくことで、水酸化カルシウムにより歯髄内の象牙芽細胞に刺激を与え、歯髄腔内の第二象牙質の生成を促すやり方である。したがって、正解はdとなる。

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