8歳の女児。上顎左側中切歯の色調異常を訴えて来院した。萌出時から異常が認められ、歯磨きをしても変化はないという。歯の発育段階での異常と診断された。口腔内写真を別に示す。原因として考えられるのはどれか。

投稿者:
科目名:臨床歯科医学| 出題年次:2017| 出題頻度:3| 出題回数:26

問題:
8歳の女児。上顎左側中切歯の色調異常を訴えて来院した。萌出時から異常が認められ、歯磨きをしても変化はないという。歯の発育段階での異常と診断された。口腔内写真を別に示す。原因として考えられるのはどれか。

		8歳の女児。上顎左側中切歯の色調異常を訴えて来院した。萌出時から異常が認められ、歯磨きをしても変化はないという。歯の発育段階での異常と診断された。口腔内写真を別に示す。原因として考えられるのはどれか。
  • 選択肢-A:外胚葉異形成症
  • 選択肢-B:フッ化物の過剰摂取
  • 選択肢-C:エナメル質形成不全症
  • 選択肢-D:先行乳歯の根尖性歯周炎

回答:D

詳細解説:
歯の発育段階での異常と診断されていること、特定の歯に出現していること、歯磨きをしても変化がみられないことから、先行乳歯のう蝕による根尖性歯周炎の影響を受けたことによるターナー歯であると考えられる。外肺葉異形成症では無歯症や形態異常がみられる。フッ化物の過剰摂取によるものは、過剰摂取時に形成された歯の左右対称に出現する、エナメル質形成不全症では左右対称に出現する。したがって、正解はdとなる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です