60歳の女性。左側顎下部の違和感を訴えて来院した。食事時に左側顎下部に痛みを自覚するという。診断の結果、外科的処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(写真A)と術中の口腔内写真(写真B)を別に示す。摘出しているのはどれか – 臨床歯科医学

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科目名:臨床歯科医学| 出題年次:2016| 出題頻度:2| 出題回数:25

問題:
60歳の女性。左側顎下部の違和感を訴えて来院した。食事時に左側顎下部に痛みを自覚するという。診断の結果、外科的処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(写真A)と術中の口腔内写真(写真B)を別に示す。摘出しているのはどれか。

		60歳の女性。左側顎下部の違和感を訴えて来院した。食事時に左側顎下部に痛みを自覚するという。診断の結果、外科的処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(写真A)と術中の口腔内写真(写真B)を別に示す。摘出しているのはどれか。
  • 選択肢-A:唾石
  • 選択肢-B:ガマ腫
  • 選択肢-C:迷入歯
  • 選択肢-D:下顎隆起

回答:A

詳細解説:
食事時に痛みを感じていることから、唾液腺に通過障害があることが考えられる。また、写真Aで石灰化物と思われる不透過像がみられること、写真Bでの摘出の様子から、摘出しているのは唾石であると考えられる。ガマ腫は、半球状で柔らかくやや青紫色の腫瘤であることが多い。迷入歯は、歯が他の組織内に迷入した状態である。下顎隆起は、下顎の骨が局所的に肥大してしまう疾患をいい、こぶ状の出っ張りとしてみられる。したがって、正解はaとなる。

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