26歳の女性。舌下面の異常を訴えて来院した。2か月前から舌下面の腫脹に気付き、病変の増大と縮小を繰り返しているという。口腔内写真を別に示す。腫脹を矢印で示す。考えられるのはどれか。

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科目名:臨床歯科医学| 出題年次:2017| 出題頻度:1| 出題回数:26

問題:
26歳の女性。舌下面の異常を訴えて来院した。2か月前から舌下面の腫脹に気付き、病変の増大と縮小を繰り返しているという。口腔内写真を別に示す。腫脹を矢印で示す。考えられるのはどれか。

		26歳の女性。舌下面の異常を訴えて来院した。2か月前から舌下面の腫脹に気付き、病変の増大と縮小を繰り返しているという。口腔内写真を別に示す。腫脹を矢印で示す。考えられるのはどれか。
  • 選択肢-A:膿瘍
  • 選択肢-B:血管腫
  • 選択肢-C:線維腫
  • 選択肢-D:粘液_胞

回答:D

詳細解説:
粘液_胞は小唾液腺からの分泌がうまく行われずに、周囲の組織中に唾液がたまって生じる_胞であり、増大と縮小を繰り返す。膿瘍は、化膿により生じた膿が溜まった状態であるが、写真では発赤はみられず患者から疼痛の訴えもみられていない。血管腫は、血管に似た細胞が増殖している良性の腫瘍であり、淡青色から暗紫色の表在性の腫瘤として認められることが多く、写真の色とは異なっている。線維腫とは、線維組織からなる良性腫瘍で同じ部位を咬み続けるような癖、不適合補綴物やう蝕の歯があたるなど、粘膜の機械的な慢性刺激が原因となる。したがって、正解はdとなる。

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