摂食嚥下障害者に対する機能訓練の写真を別に示す。この訓練の目的はどれか – 臨床歯科医学

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科目名:臨床歯科医学| 出題年次:2016| 出題頻度:3| 出題回数:25

問題:
摂食嚥下障害者に対する機能訓練の写真を別に示す。この訓練の目的はどれか。

		摂食嚥下障害者に対する機能訓練の写真を別に示す。この訓練の目的はどれか。
  • 選択肢-A:嚥下反射の促進
  • 選択肢-B:食道入口部の開大
  • 選択肢-C:呼吸と嚥下の協調
  • 選択肢-D:喉頭蓋の反転の強化

回答:B

詳細解説:
写真は、仰臥位で肩を床につけたまま、頭だけをつま先が見えるまで高く上げる姿勢をとっており、シャキア訓練法であることがわかる。シャキア訓練法の目的は、舌骨上筋群など喉頭挙上にかかわる筋の筋力強化を行い、喉頭の前上方運動を改善して食道入口部の開大を図ることである。嚥下反射の促進は歯肉マッサージや冷圧刺激法により実施され、呼吸と嚥下の協調は息を止めて飲み込んで息を吐くという嚥下パターンの獲得を目的とした空嚥下の方法により実施され、喉頭蓋の反転強化にはのど仏を意図的に持ち上げた状態を保つ事で食道の開きを良くするメンデルゾーン手技により実施される。したがって、正解はbとなる。

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