2000年にFDIが提唱したう蝕のMinimal Interventionはどれか。2つ選べ。

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科目名:歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み| 出題年次:2017| 出題頻度:1| 出題回数:26

問題:
2000年にFDIが提唱したう蝕のMinimal Interventionはどれか。2つ選べ。

  • 選択肢-A:充填部位の予防拡大
  • 選択肢-B:口腔内細菌叢の改善
  • 選択肢-C:歯面の白斑の再石灰化処置
  • 選択肢-D:支台装置が金属冠のブリッジ

回答:B

詳細解説:
MI(Minimal Intervention)とは、「最小限の侵襲」を意味しており、患者への侵襲を可能な限り避け、もしくは縮小し、歯質の保護を基本とした治療を行う概念である。口腔内細菌叢の改善は、脱灰進行とう窩形成のリスク除去を目的としたう蝕原因菌の削減処置にあたり、歯面の白斑の再石灰化処置は初期う蝕の再石灰化処置にあたり、それぞれMIの考え方に合致する。充填部位を予防的に拡大することや支台装置が金属冠のブリッジは、必要最小限の侵襲とはいえない。したがって、正解はbおよびcとなる。

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