歯肉縁上プラークの形成過程における細菌の構成比の経日変化を図に示す。縦軸は対数目盛で表示する。矢印が示すのはどれか。

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科目名:疾病の成り立ち及び回復過程の促進| 出題年次:2017| 出題頻度:1| 出題回数:26

問題:
歯肉縁上プラークの形成過程における細菌の構成比の経日変化を図に示す。縦軸は対数目盛で表示する。矢印が示すのはどれか。

		歯肉縁上プラークの形成過程における細菌の構成比の経日変化を図に示す。縦軸は対数目盛で表示する。矢印が示すのはどれか。
  • 選択肢-A:Neisseria属
  • 選択肢-B:Actinomyces属
  • 選択肢-C:Streptococcus属
  • 選択肢-D:Fusobacterium属

回答:C

詳細解説:
矢印が示す属は、構成比において最優位を占めており、かつ量に大きな増減がみられていない(通性)。歯肉縁上プラークでは、好気性グラム陰性球菌であるNeisseria属はプラークが形成されていくにしたがって減少する。また偏性嫌気性グラム陰性桿菌であるFusobacterium属も除外される。通性嫌気性グラム陽性菌であるStreptococcus属とActinomyces属との比較においては、Actinomyces属は途中より増加する傾向にあることから、矢印が示すのはStreptococcus菌である。したがって、正解はcとなる。

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